私にはもう時間がない

日々の出来事に対する議事録のようなもの

祈るだけでは救われない

出典:いらすとや https://www.irasutoya.com/

 

大きなトラブルがあった。といっても私ではなく、

上司の方だが。加えて、対応の遅さに上層部が

お怒りのようだ。聞いているだけで胃が痛くなる。

 

上司も色々調べていたようだが、原因はわからず

皆を招集する。現状を話していたが、いつ、何で、

どこで、どうして、何1つわからない。

 

「皆から何か提案はないか?」と上司は言うが、

誰一人提案をする人はいない。それもそうだ。

何をしたらいいかすらわからないのだから。

 

「可能性を全て調査する」そう上司は提案したが

調べる数が多すぎる。そもそも何をしらべるのか。

このままではマズイので、1つずつ状況を

確認していく。まずはいつからなのか。

 

「それがわからない」呆れるように上司は言う。

皆でそこから調べるって意味だよ。アホか。

持っているデータから辻褄を合わせていく。

 

結果、とある時期からトラブルが発生している

ことがわかった。これだけで1歩進展、

調べる個数が何千から数百まで減った。

とはいえもう少しヒントが欲しい。

 

「向こうからデータをもらえる」上司は言った。

いつ?と聞くと「来週」と答えが返る。アホか。

今すぐもらってこいよ。顧客に問い合わせて、

明日貰えることになった。ただし直接取りに

来ることが条件。ご愁傷様ですボス。

 

データ解析は明日以降にするとして、後は

それまで何をするかである。どうやら上層部は

現状報告と何をするかの連絡が全くないことに

ご立腹らしい。そりゃそうだ。

 

「原因かわからないから報告できないだろ」

ため息をつきながら上司は私に冷たく言う。

だったら~まで調べたけど原因は未だ不明。

明日~まで調べて発生時期と、前後のデータと

顧客からのデータを解析するって報告すれば

いいだろうが。アホか。

 

その態度に周りの同僚もイラついていたのか、

何をするか、具体的に指示を下さい。と

冷たく言い放つ。「・・・」上司からの

返事はない。ただのしかばねのようだ。

 

結局、数百のデータを片っ端から洗い、ノイズが

入っていないか各々調べることに。なお上司は

上層部への謝罪文を書くことになった。

すぐ電話して、とりあえず謝りましょうよ。ボス。

 

さて、前置きが長くなったけど、ここからが本題。

 

もし私が上司の立場なら、上手くできただろうか?

答えはNOだ。散々アホとか言っていたが、私も

こんなトラブルが起きれば、まずは現実から目を

背けて、部屋の隅で怯えるだろう。

 

じゃあその後は?おそらく足掻くと思う。

誰かに聞いて回って、とりあえず電話して、

わかる人に調べてもらう。少なくとも

自分の出来が悪いことを知っているからだ。

 

それが正解か、アホなのかはわからない。

ただこういう時、何であれ自分から動かないと

状況は変わらないことを私は知っている。

両手を重ね、跪き、天に向かって祈るだけでは、

神様も仏様も誰も私を救ってくれない。

もしそうなら世界はとっくに平和なはずだ。

 

とはいえ、上層部に怒られるのはツライ・・・

そして明日は我が身である。忘れてはならない。

足掻くだけで上手くいくなら、現代社会はもっと

豊かに幸福に平和になっているはずなのだから。

 

今日はこの辺で。